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ニコ楽第一回定期演奏会後記[→side:吹奏楽→]

吹奏楽指揮のはちみつです。

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9月15日に行われた、ニコ楽第1回定期演奏会。
無事成功と言える形で終了いたしました。ありがとうございました。
いい機会ですので、これまでの吹奏楽チームを中心とした音楽的な取り組みについて振り返ってみますね。




ネット発のアニメ・ゲームなどの楽曲を演奏するオーケストラや吹奏楽などの楽団
(便宜上「サブカル系楽団」と呼びましょうか)は、
少ない練習会数で本番や収録を迎えるスタイルも多く、
結果としてアマチュアでもハイレベルなプレイヤーが集まり、
高いレベルの演奏団体が本当に多いです。

僕も何度も演奏会に足を運んだり、動画を見たりしますが、
クラシックやオリジナル楽曲を中心に演奏するような
一般的な団体を含めても、本当に高いレベルの団体が多いです。
そんな中にあってニコ楽は、楽器経験が浅かったりブランクのあるメンバーも在籍しており、
(もちろん、中には百戦錬磨の腕利きプレイヤーもたくさん居ますよ!)

「エントリーのためのハードルが低い楽団」

というオリジナリティを出すことができているのではないかなと思います。




さて、そんなニコ楽ですが、音楽を作り上げていく上で、
ちょっとサブカル系楽団では珍しい工夫もしてみました。

まず、ニコ楽の楽器隊は吹奏楽編成を基本としているという点。
吹奏楽というと「オーケストラから弦楽器をなくしたもの」
というイメージを持たれる方も多いかも知れないのですが、
実際には、単体でも存在感のある管楽器を厚く重ねたり、
多彩なサウンドを求めていろいろな種類の打楽器を多用したり、
(とりわけクラシックの)オーケストラとはまた違った楽団づくり、
サウンドづくりが求められます。


この「エントリー層対応」「吹奏楽という編成の難しさ」を踏まえて、
合奏用エチュードを毎回の合奏で取り入れました。
現在使っているのは「3Dバンドブック」と「10minute jazz warmup」です。

「3D~」は吹奏楽をやっていた方なら懐かしく思う方も多いかもしれませんね。
スケールやアルペジオと和音、コラールが調性ごとにまとまっており、
音楽的な流れの中で和声感を身につけることができるのでは。という発想で採用しました。
特に今回は、このエチュードを使っていても飛ばされてしまいがちな
フラットやシャープの多いキーも取り上げたので、僕にとっても新鮮で楽しかったです。
(そういう曲が多かったのでw)

「10minute~」は、ビッグバンドではよく使われるエチュードで、
学バン出身の方にはおなじみかもしれません。
メインの「Allice in Musicland」のクライマックスが
4ビートのビッグバンド風の楽曲
であったこと、
また、団体の性質上ロック・ポップ系の曲が多いこともあって、
アーティキュレーションをはっきりつけることや、
7thを含む和音の響き、キメになる箇所の鋭さ

身につけることができるのではないかなという意図での採用でした。
また、この譜面はスコアこそビッグバンド編成で書かれていますが、
実はオプションとしてほとんどの管楽器のパート譜が付属しており、
吹奏楽でも演奏できるようになっています。
あくまでおまけなので、実際に鳴らしたら不自然かな、という心配もあったのですが、
やってみたら思いのほかいい感じだったので、楽しく練習できたのではないかなと思います。




また、苦労したことの一つに、アレンジがあります。
昨今、アニメやゲーム関係の音楽も随分と市民権を得てきて、
一般に出版・販売されている譜面も多くなってきましたが、
やはり選択肢は限られることから書き下ろしのアレンジに頼る面が大きく、
というか結果的に今回はすべて書き下ろしのアレンジ譜を演奏することになりました。
書き下ろしアレンジについても、本当は細かいミスや浄書も含めて
完成してから配るのが理想的ではあるのですが、
前述の吹奏楽編成のオーケストレーションの難しさなども考え、
今回は順次合奏をしながらアップデートしていく方針で進めました。

そのため、曲によってはギリギリまで直しが入ることもあったりして、
プレイヤーにもかなり負担をかけてしまいましたが、
やはり演奏同様、どうしても妥協したくないというアレンジャー・プレイヤー双方の思いがあり、
ギリギリの勝負になった曲も少なくはなく…。
リテイクもかなりたくさんお願いしたにもかかわらず快く、
妥協無く対応してくれたアレンジャーのみなさんには、本当に頭が上がりません。
(僕も一次チェックのために睡眠時間を削った日も若干はありましたが…w)




そして、実際の練習に於いては、一つ前の記事にあったジャンニさんの方針と奇しくも似ているのですが、
まずしっかり音を鳴らすことを大切に進めました。
吹奏楽は、アンサンブルやオーケストラの管楽器に比べて、
自分と同じ音(ユニゾン)を吹いている人が居ることが多く、
油断するとすぐに音程やアインザッツの乱れが目立ってしまいがちです。

しかしこれを恐れて他のパートや隣の奏者の影に隠れるような吹き方をしてしまうと、
オーケストレーションの意図どおりのサウンドが得られなかったり、
全体のサウンドがこじんまりしたものになってしまうという、逆の落とし穴もあります。
なので
「どうせ練習なんだし、間違えたらむしろそれが聞こえるくらいしっかりと鳴らそう」
という方針で練習を進めました。

もちろん本番を迎えるにあたってはバランスなども気にはしましたが、
全体的にとても元気な、豊かなサウンドを出すことはできたのではないかなと思います。
その反面、アインザッツや音程の細かい精度という点は、まだまだ今後に課題を残しているかもしれません。
この辺りは客席で聞いていただいた皆さんのほうが、はっきりと聞いていただけているかと思います。
いかがでしょうか?
(実は、舞台上で聞こえている音っていうのは、客席に聞こえる音とはかなり違うんですよ)




そして本番。一つこの場を借りて申し上げたいのが、本番を聴きに来てくださった皆様。
当日は台風直撃にもかかわらず、多くの方にご来場いただけました。
演奏会って演奏者だけでは成立しないんですね、
やはり聞いてくださるかたが居てこそだと思います。
そして曲ごとステージごとの温かい拍手。
特に4ステージのAllice in Musiclandでは、クライマックスでの熱い歓声も飛び交い、
僕らもステージ上で本当に最高の気分を味わうことが出来ました。
あの場が奏者の力を引き出したことは間違いないですし、
あの場に居たすべての人達が一緒に作った「演奏会」だったんだなと感じます。

本当にありがとうございました。




最後に半ば個人的な感想になってしまいますが、
この吹奏楽プラス合唱、更に歌のソリストまで迎えるという今回の編成。
僕にとっても、合唱入りの約100人の大編成を指揮することは初めての経験でしたし、
声楽・ヴォーカルのソリストさんと共演するというのも完全に未知の世界でした。
声楽の人は(芸術に妥協しないという意味で)とても怖いという噂も聞いていたり(笑)、
かといって、ソリストさんにただついていくだけではなくて、
やはり指揮者として音楽をリードするべき部分もあったり。

そんなプレッシャーや課題も多い中、他にもスタッフの方、
そして何よりも団員一同に助けられて、
なんとか第1回定期演奏会の指揮者という重責を完走出来ました。
本当にありがとうございました。


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というわけで、長文になってしまいましたが、ニコ楽第一回定期演奏会後記[→side:吹奏楽→]でした。
皆様、きっとまたお会いしましょうね。

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[ 2013/10/20 16:15 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

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